今日から令和4年度の入園願書の配布がはじまりました。
それに伴い、本園の教育方針を、願書受付の11月1日まで、
日々の活動内容と絡めながら書いていこうと思います。

今日は、園の役目と親の役目について。

 

数年前、ある方にこんなアドバイスを受けました。

「園の役目は、本来親がやるべきことを奪うことではないですよ!
子供にとっては、親に教えてもらうことが一番。
それを、園が何でもかんでもやってしまうことによって、
親に教えてもらえる機会を減らしてしまってはいけない。

昔は子育ての主軸は親にあり、園はあくまでそのサポート。
それが今は、核家族・共働きの家族が増え、園がなにからなにまでやり、
子育ての主軸が園になってしまっている傾向にある。
これは、子供にとって良いことなのか?
改めて園の役目を考えてみて下さい。」

 

私はこのアドバイスを受けて「ハッ」っとしたのを今でも鮮明に覚えています。
もしかすると、親の役目を奪ってしまっていたかもしれない。
子が親に教えてもらえる機会を減らしてしまっていたかもしれない。

それから、教育内容を見直し、今にいたります。
分かりやすい例を一つあげるとすると、文字や言葉を伝えることがそうです。
以前は、平仮名、カタカナ、濁音、拗音等、全て園で伝えていましたが、
本来、言葉や文字を子に伝えるのは親の役目だと考えを改め、
今は、保護者の皆様にもご協力いただき、
園4・保護者6くらいの割合で言葉を伝えています。

このブログをみて、在園児の保護者の方も、
そういう意図だったのかーと思っている方も多いかもしれませんが、
園が行うことは、全て目的・意図があります。

 

話を少し戻しますと、本園の教育方針は、
「子供にとって何がベストなのか?」を主軸に考え、決めております。

つづく