東日本大震災から10年である今日のブログは、
ある素敵なエピソードをご紹介させていただきます。

それは、先日の発表会での話です。
発表会では、年長児による体操の演目の中で、逆立ち歩きや回転等、
それまで頑張って練習をしてきた技を発表する

チャレンジタイム(挑戦)

の時間があったと思いますが、その時のあるエピソードが素敵なんです。

ある男の子A君が、チャレンジタイムで寝た状態から逆立ち歩きに挑戦をしました。
結果は惜しくも失敗・・・。
チャレンジタイムではチャンスは3回まで!と伝えていたので、
A君は3回チャレンジをして失敗してしまった後、
そのまま普通に逆立ち歩きをはじめました。
するとなぜか途中で逆立ち歩きを止め、元の場所に戻り、
もう1度寝て再挑戦をはじめたのです。結果はなんと見事成功!

「なぜA君は途中で4回目に挑戦しよう!と行動に移したのか?」

そこにはあるエピーソードが隠されていたのです。
実は、A君の直前に挑戦をしたB君が、A君が3回失敗をした後、

「あともう1回だけ!頑張れーーーーーーーーーーーー!!!」と、

全力で声をかけてあげたそうです。
その一言を聞いて、A君は元に戻り再挑戦をして、見事成功する事が出来たのです!

凄いのは、B君は自分の挑戦で3回失敗をしてしまい、
悔しい思いをしている中でその一言が出たこと。
そして、A君が成功した時に、B君も一緒にガッツポーズをして、
お友達が出来たことを喜んでいたこと。
自分が悔しい思いをしているにも関わらず友達を応援し背中を押してあげ、
出来たことを一緒に喜んでいたのです。

B君かっこよすぎませんか!
そして、そこで成功させるA君もかっこいい。
私達はB君から学びました。

「こういう心を持てる子供を育てていこうと」

ほんと凄いよ。
友情を感じる感動的な話でした。(木村)

写真は保護者の皆様から届いた発表会のお手紙です!!!
本当にありがとうございました。